• 自分が「いいかも」と思ったものたちを紹介します

こんにちは。一部で健康マニアと呼ばれているリンカです。

さて、私は自分の身体から出る数値が好きなので、Apple Watchで自動的に記録できるものはしています。
心拍数、酸素飽和度、歩数、睡眠時間、運動時間と消費カロリー、心電図などなど。

で、2020年1月に、健康診断の結果は健康そのものなんだけど、体調があんまりよくない原因が血糖値が短時間で上下しているからっぽいぞという情報を得た私は、前から興味のあった皮下グルコースモニタリングシステムFreeStyleリブレを手に入れて、血糖値の動きに注目するようになりました。

(ちなみに、その結果をもって病院でも検査を受けて「治療するほどでもないけど何もしなければ糖尿病を発症する可能性がある」ということもわかりました)

それ以降、半年おきくらいに様子を見る感じで使っています。

そして、2021年2月!
FreeStyleリブレの公式純正アプリ(iOS版)がついに日本でも使えるようになりました!

これ何がすごいって、FreeStyleリブレを使うにあたって最初にかかるお金が約半分になるってことなんです。

これまでは、

  1. FreeStyleリブレ センサー
    14日間で使い捨て、保険適用なしで1つ7000円ほど。
    リーダーで読み取らなくても、8時間の間、15分おきの値を記録していってくれる。
  2. FreeStyleリブレ リーダー
    1人1台専用で使う、センサーにかざしてデータを読み取る機械、1つ7000円ほど。センサーの記録を90日分保管できる。PCに接続し、専用ソフトを使ってデータを分析することができる。

の2つがどうしても必要でしたが、今度はiPhone7以上のNFC機能が付いたスマホに「リブレLink」アプリを入れれば、リブレリーダーを手に入れなくても始められるようになりました。

というわけで!
リーダーとリブレLinkの違いを調べよう!わくわく!

この記事の目次

センサーの装着→リーダーとリブレLinkの初期化は動画にまとめました。

iPad Airで編集したらいろいろ見落としてたけどまあいいや、という適当さ。

残念ながら2021年2月15日時点では、iOSのヘルスケアにデータを記録することができなさそうでした…。

画面で見る画面・機能の違い

ホーム画面

グラフの上部に表示されているアイコンからメモを参照できる
メニュー

履歴画面

注記の追加/修正は、最新の1件のみ可能
過去のメモも編集ができる

日内グラフ画面

赤丸のエクスポートアイコンから、グラフを画像として保存できる。メモも参照可能

アラーム機能

リーダーには定時&繰り返し設定ができるアラームを複数設定できる。

アプリは、アラーム機能に加えて、読み取り後〇時間でタイマーを鳴らす機能がついている。アラームのタイトルも任意で設定可能。

使って2日目で感じている違い

アプリ

いいところ

  • 画面が見やすい、UIがきれいなので、記録をするモチベーションがリーダーより高い感じがする。
  • (私の場合は)ほぼいつでもスマホが手元にあるので、読み取り忘れがなくなる
  • メモに任意テキストが書き込めることで、運動、食事、投薬の項目以外にも、食べたもの簡単な内容(今まではあすけんで別に記録していた)や、寒気がするなどの体調に関する細かな記録ができ、グラフとの振り返りもしやすい。
  • スマホならではの高い解像度で、グラフと併記されるメモアイコンから内容がみられる
  • リブレViewに自動的にデータがアップロードされており、端末を紛失しても過去のデータが取り出せなくなることはない。

微妙?なところ

  • リブレViewのアカウント作成が必須
  • リブレセンサーの値以外は記録できない
  • iOSのヘルスケアにはデータを記録してくれない
    よく考えたらリブレは実測血糖値ではなく予測値だから仕方がないかも
  • アプリ起動、起動画面待機、センサー起動、かざして認識…の一連の流れがリーダーに比べて時間がかかる。
  • とくにかざして認識は、コツをつかむまで、いったんキャンセルしてリトライすこともしばしば(NFCポートがついている場所と認識範囲の問題で仕方がないんだと思う)
  • 読み取り完了したときの合図(振動)の強さはスマホの設定由来になるので、振動を軽く設定していると完了に気づかないことがある。
  • 読み取り値がリーダーよりも+10程度高く出る
    リブレLinkのほうが何かが新しいのだろうと想像していますが、何回か試したところ、実測の血糖値との誤差が縮まっているわけではないです。

リーダー

いいところ

  • 微妙な値の時に血糖の実測値内容も記録できる
    ※リブレセンサーとFSプレシジョン血糖値測定電極のパックも売ってます。
  • インターネット回線がなくても使用できる。
    ※アプリも初期設定以外は回線切れてても使えるようでした。
  • とにかく電池が持つ。軽い。
  • 画面OFFの待機状態から、ボタン押して読み取り完了までがとにかく素早い。
  • 読み取り完了の振動がわかりやすい。
  • USBケーブルを接続してPC用の分析ソフトにデータを取り込んだり、リブレViewにデータをアップロードすると、変動パターンなど分析結果を見ることができる。

微妙?なところ

  • テキストの入力ができないので、決まった使い方に合わせることになる。
  • 家に忘れがち、忘れても気づかないで過ごしがち。
    うっかり8時間以上外出予定の時に忘れると、センサー内の先頭のデータが消えてしまう。
  • 画面のドットが荒くてテンションが下がることがある。
  • 画面が小さくても見やすいけど、その分いろいろな情報が奥まったところに隠れている。
  • 画面タッチの認識方法の差(おそらく感圧式)で、押し方によって反応しないことがある。
  • データ分析の際にmicro USBの付属ケーブルが必要になる。

グルコース値をチェックすることは、自分を再発見してチューニングの手がかりを得ること。

糖尿病が大変な病気であることはご存じの通りで、早期発見と対策が大事です。

また、自分でデータを持っていかないと、病院や健康診断の1回の検査ではなかなか問題視される値が出ないので、「様子見てね」って言われることも多いです。

メンタルヘルス分野でも、栄養失調や血糖値スパイク、低血糖と、強く症状が出るタイミングは関係していることがあるそうです。

実際、私は就寝中に低血糖を起こしていて、悪夢や寝汗で短期覚醒してしまう不眠の症状が出ていました。

2020年1月にリブレを使い始めて、このグラフが見つかりました。心臓バクバクで目が覚めたときのもの。
1年かけて、下がりすぎなくなりました。
6時頃に冷凍のうどん(淡水化物72g+キノコマシマシ)、19時頃にマクドナルドのサラダセット。

それから、飲食や運動に連動した数字の変化を見ていると「あっ、生きてるんだなあ…」って思うことが増えました。

漫画「はたらく細胞」のように、私の意識とは別のところで、体を動かすために頑張ってるものがある、というような感覚です。

こういった機器のおかげで自分でデータを見ることができるようになると、もっといろんなものを食べてみようとか、栄養成分表の項目を見るようになったり、ちょっと変わった運動をしてみて変化を見たりと、自分にちょうどいいところを探すための手がかりを得られます。

体感で心地よくコントロールできれば一番良いですけど、裏付けもなしに優先できないことって、ありますし…。

個人的には、スマホを持っている家族や友人にセンサーをプレゼントするのも体験型ギフトとして有りなんじゃないかなあと思っていますよ!

Fleestyleリブレセンサーは高度医療機器にあたるので、調剤薬局で取り寄せてもらうか、マツモトキヨシのネットショップや、Amazonのマーケットプレイス(マケプレなのでリンクは張りません)でも取り扱いがあるようです。